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札幌市近郊または北海道内の家財整理(遺品整理・生前整理)を行なうスタッフブログ
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執筆者の写真櫻井 皇和

命のバトンは繋がれて・・・

1月22日の16時に仕事を早く切り上げて札幌北楡病院に向かいました。


理由は先日、白血病を患った弟が妹の血液内に在る造血幹細胞を移植する手術の日だったからです。弟は無菌室での移植だったため、ガラス越しの対面でしたが元気そうで、この日に向けて体調を整えてきたようでした。


それでも弱々しい弟を見ると幼き日を思い出します。

前回のブログでも話しましたが自分には5人の弟と3人の妹で9人兄弟です。

男兄弟は6番目の弟までは一緒に生活したこともありました。

2番目の弟は17歳から1年6ヶ月間。3番目の弟は21歳から2年間。そして今回、白血病を患ってしまった弟は高校2年生になった秋に家出してきて卒業を迎えて巣立つところを見送りました。共に兄弟達と過ごした期間は自分にとって大切な成長を与えてくれました。


大人なのに子供だった自分。自分との生活は苛烈だったと思います。

毎日、欠かさず好きだった野球も辞めてアルバイト。

「俺は親じゃない」と当時は家族がいた自分からは全て自己責任で行動するように言われ、子供たちの面倒もよく見てくれて、皿や茶わんを何度も割ったけど家事も率先して手伝ってくれた。卒業までの約1年6ヶ月は本当に頑張ったと思う。自分は実家でそれに耐えられず世界で1番不幸だと子供みたいに家を飛び出して学校を辞めてしまったのに。


高校を卒業してくれた日、誇らしかったよ。親じゃないけど卒業式を親父と見に行って感じた。あの時のVサイン・・・もう1回だけ見せてよ。今度は手の届く場所でさ。


そして次は皆で美味いものでも食べにいこう。な?

だから早く良くなって一緒にでかい夢を追いかけよう!

子供がお前の持つバトンを待ってるからな!俺たちも元気になって帰ってくるのを待ってるからな!こんな可愛い娘を泣かせるなよ。許さないからな!

因みにこの日は帰って夕飯を作る気になれず、ダイエットのために封印していたマックを1年ぶりに爆食してしまいました・・・。

俺の寿命が短くなるかも・・・

と不安が募る1日でした。

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