北海道札幌市近郊の家財整理（遺品整理や生前整理）不用品処分・不用品買取・不動産に関する相談など各種免許・許可を豊富に所持している「株式会社ＳＩＮＣＥＲＩＴＹ」に是非ご相談下さい！
主に市販されている洗剤や薬剤を使用して清掃される方が多いかと思いますが市販の薬剤は人体への安全性も考慮されており、酸性・アルカリ性の濃度が中性値に近いものが多く販売されております。長い時間、放置されてきた汚れや臭いなどには効き目が薄いため、ご自身でハウスクリーニングされる方もいらしゃいますが多くの方が途中で断念されて依頼されるケースがございます。また油汚れや埃、水垢やカビなど汚れの種類によっては洗剤や薬剤を使い分ける必要があり、手の届きにくい場所などではご自身で清掃しきれない場合もございます。プロの清掃業者は業務用として４種類の洗剤・薬剤（強酸性・強アルカリ性・中性洗剤・次亜塩酸ナトリウム）等やスチームクリーナーや高圧洗浄機を使用することで頑固な汚れや掃除しにくい場所を徹底的にお掃除しております。家財整理作業後や不動産の売却時に行なうハウスクリーニングの他、孤独死による特殊清掃や賃貸物件などの退去時に必要な原状回復の一環としてもご利用いただけます。１年に１回のレンジフードの清掃など家全体から１ヶ所のみのお掃除までも弊社なら幅広く対応させていただきます。
作業によって異なる汚れと洗剤
掃除しようと思っても、なかなか手を付けにくいのがレンジフードです。コンロを使用されることで汚れも蓄積されているのでかなり汚れてしまっていることも多いかと思います。
レンジフードの汚れは油と埃が主な原因です。油は変性油という油が熱や光、酸素などによって水飴のように樹脂化したものが主な汚れとなっています。この変性油は鉄に付着していると進みやすいという特徴があります。
台所で油物の調理をすると油を含んだ煙をたくさん吸ってしまい、レンジフードに付着してしまいます。変性油を落とすには強力な洗剤が必要です。分厚くなった変性油は洗剤だけではなく、削ぎ落とす必要があります。また変性油の量が多くなってくると溶け出して垂れてくることもあるのです。レンジフードはシロッコファン・内部（カタツムリ/ケーシング）に汚れが溜まりやすいです。
レンジフードは出来るだけ分解して６０度以上のお湯にアルカリ性の洗剤を加えます。変性油は熱いお湯で温かくしてから洗剤をかけて柔らかくしてから取り除きます。
ポイントとしては洗剤が油に浸かっている間が一番作用しているので拭き取るまでの間はじっくりと時間を掛けて（５～１０分程）我慢することが重要です。すぐに擦ってしまわないようにします。一度の洗浄で汚れが取れた場合は、もう一度、洗浄力が強くない洗剤（希釈）を吹き掛けます。ここでなかなか汚れが落ちないようであれば強力なアルカリ洗剤を使用します。ゴム手袋越しにも変性油の塊が引っ掛かって確認できます。フィルターは裏から掃除を行ない、表側の油を外側に押し出すように洗います。ただし、この時しっかり汚れを落とす場合は塗装はある程度、剥がれてしまうことを覚悟する必要があります。
汚れには大別して酸性のものとアルカリ性のものがあります。
台所に多い油汚れは酸性なのでアルカリ性の水酸化ナトリウムや重曹がよく効きます。これに対して水垢（カルキ汚れ）はアルカリ性なので酸性のクエン酸などがよく効きます。
基本の使い分けを覚えていれば、簡単に手に入る重曹とクエン酸だけで汚れを落とせます。台所は食品を扱う場所ですので、出来る限り人体に影響が少ないクエン酸や重曹などの弱酸性・弱アルカリ性の洗剤で対応することを推奨しますが、どうしても落ちない汚れを綺麗にされる場合には水酸化ナトリウムなどの強力な洗剤や薬剤を使用します。
中性洗剤かアルカリ性洗剤を使用してしっかり擦り、皮脂油による汚れや水垢などの汚れ全般を落としていきます。酸性である皮脂汚れを先に除去しないと塩素臭が増してしまったり、殺菌の効果が弱まったりするので順番としてはアルカリ性洗剤を浸け置いてからの方が良いかと思われます。
カビ取り用の洗剤はカビの根元まで除菌するもので効能は除菌効果とアルカリ性による汚れ落としが主になります。バスマジックリンなどの洗剤でも十分に殺菌効果はありますが壁に侵食してしまっているカビはカビハイターなどの強力なものを吹きかけてラップで養生して５～１０分間ほど放置した後に擦り取ると良いと思います。バスマジックリンには中性洗剤・レート剤も含まれているため軽度な水垢や石鹸カスの汚れは落ちます。頑固な水垢や石鹸カスには酸性洗剤を使用します。
インターネットの記事ではクエン酸などの使用を推奨するものが多数ありますがクエン酸は酸性が弱いので頻繁にお掃除されている場合の汚れは落ちますが暫く放置された頑固な水垢にはあまり効果が発揮されません。水垢に効果が高いのは酸性の洗剤になりますのでシンクや浴室・トイレなど水垢が発生しやすい水回りの掃除は酸性の強い洗剤を利用した方が綺麗になり、効果的です。ただし、使用する酸性洗剤の中には危険なものもあります。注意書きをよく読んでから使用してください。ゴム手袋などを着用しないと軽いやけどをしてしまう恐れがあります。ゴム手袋で塗りつけて暫くの間、放置して水垢や石鹸カスを柔らかくして汚れを落とします。
扱いが不安な方はプロに頼まれると良いでしょう。掃除をするのが難しい浴室の天井などはなかなか手に届かないポイントであり、汚れが溜まってしまいます。長期間放置するとカビが深く根を張ってしまうので、なるべく早いうちに掃除を始めましょう。浴室の天井掃除で活躍するのが床掃除で利用されることが多い「クイックルワイパー」などの柄がついたタイプの掃除道具です。これを天井掃除に代用すると簡単に掃除ができます。天井はカビが生えやすい場所なので頻繁に掃除される事をお薦めします。
トイレに発生する黒カビやヌメリ、黄ばみや黒ずみなどは酸性とアルカリ性の物質が混ざり合った『複合汚れ』です。そのため弱アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を併用することが効果的に汚れを落とす鍵となります。
重曹には黒カビに含まれるタンパク質を分解する作用や細かい粒子で傷を付けずに汚れを削り落とす研磨作用があります。またアンモニア臭や腐敗臭の元となる物質を中和することで臭いを消す消臭効果もあるため、トイレ掃除にはおすすめの洗剤です。重曹で掃除された後に、酸性洗剤のクエン酸でお掃除されることでより清潔な状態が維持できると思います。
