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  • 執筆者の写真櫻井 俊弘

「病魔の無情さ、非情さ」と切ない思いと明るい希望に。

私の家族に白血病と闘っている子がいます。 8年前に発症し、今まで抑え込んでいました。 初めは原因不明の発熱と怠さが継続し、病院に通い続けていました。発症初期の血液検査では分からなかったようです。 白血病は悪いウワサが飛び交います。 実は最近では他の癌と同じく完治する病気なんです。 水泳の池江璃花子選手もこの病気。 家族の皆がこのまま完治することを願い、祈っていました。 でも、多くの患者が再発するこの病気。 やはりこのままではありませんでした。 この病気は8割が再発し、また、その8割が再々発するらしい。 再々発した場合は抗がん剤は殆ど効かず、死へのカウントダウン。 再々発のリスクを避けるには造血幹細胞移植しかないのが昨今の治療法。 この病気の治療の難しいところは他人の造血幹細胞を移植するため細胞の適合と免疫システムの適合です。本人以外で100%適合は一卵性以外ありえません。

元々、遺伝子が違いますからね。 まずはここです。移植には本人の姉から採取した幹細胞を使います。適合はバッチリ。 でも、家族の中でも、元々一番痩せている本人。昨年の暮れにお医者様から「このままでは次(造血幹細胞移植)に進めない」と通告されました。 移植する姉の幹細胞が持つ抗体が移植直後から全身を攻撃してしまう危険からの言葉です。それに打ち勝つ体力と気力が伴わないと効果的な治療が出来ないんですね。

本人も家族も一緒に頑張り、先日、無事に幹細胞移植が受けられ、現在は順調な回復を見せています。長男も私も退院後の「ご馳走」を計画しています。 家族も嫁家族もみんな応援しています。そして生まれたばかりの本人の娘も。 私は結婚して親になり、残念な出来事や後悔も沢山ありました。 しかし今回ほどの「身を切られる思い、切ない想い」を知りませんでした。 この病気は遺伝や感染などではなく、ほぼ偶然の発症と言われています。 我が身で無い分、もどかしく、そして何でこの子に今か?とその「病魔の無情さ」に非情に切ない思いデス。 「病魔の無情さ」による非情に切ない思いを与えるものは他にもあります。 そうです。今世界に猛威を振るっている新型コロナウィルス感染症デス。変異型の噂もあります。 でも、こちらの発症は、偶然発症する白血病と違い、我慢や努力で避けられるんです。 マスクの着用はもとより、皆で検温、うがいや手洗い、殺菌を含めた消毒、除菌。 当たり前のことを決められたようにキチンと守る事でその非情に切ない思いから、またその危険から家族を守れるんです。 今、やっと無菌室から出られた病魔と闘っている我が子を想いながら世界中で、これ以上、非情に切ない思いが続かぬよう、また家族にさせぬよう強く願う今日この頃です。 現場作業員の櫻井でした。

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